ニュース 商業・サービス 作成日:2020年6月9日_記事番号:T00090420
頂新国際集団(頂新グループ)のベーカリー、布列徳(ザ・ブレッド)は8日、6月30日で全9店を閉店すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、事業体制を変更すると説明した。オンライン販売に切り替えるのか、従業員を解雇するのかなどは明かさなかった。9日付経済日報が報じた。
多くの店が台北市や新北市の立地のいい場所にあった(8日=中央社)
ザ・ブレッドは頂新国際集団傘下の食品大手、味全食品工業のブランドとして2007年に創設された。台湾の地元食材を使用したパンを売りに全盛期には15店以上を展開していたが、現在は台北、新北市の9店に減少している。
商業発展研究院(商研院、CDRI)商業発展・策略研究所の黄兆仁所長は、ザ・ブレッドが全店舗の閉店を決めた理由について、▽新型コロナウイルスの影響で原料価格が上昇したが、コスト増分を商品価格に反映できない▽宅配(フードデリバリー)サービスを利用する人が増え、実店舗は客足を減らしたが、賃料、人件費、水道光熱費などの固定費は変わらない──と分析した。
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