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液晶パネルメーカー、設備導入延期が相次ぐ


ニュース 電子 作成日:2008年7月23日_記事番号:T00009043

液晶パネルメーカー、設備導入延期が相次ぐ

 
 一部の液晶パネルメーカーが設備導入時期を相次いで延期し、設備メーカーに波紋を広げている。業界関係者によると、生産計画に変更が多いのは第6世代の生産ラインで、第8.5世代の生産ラインに関しては、友達光電(AUO)、奇美電子(CMO)の大手2社に導入延期の計画は今のところないという。23日付電子時報が伝えた。

 6月以降、液晶パネル市況は低迷局面に入り、メーカー各社は相次いで減産に踏み切った。奇美電子は今月15日に設備稼働率を90%に下げる減産措置を採ったほか、友達光電も生産を約10%カットしたもようだ。中華映管(CPT)も今月中旬から10%の減産を行う方針を示した。

 これを受け、奇美電子、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)は第6世代でのパネル増産に向けた設備導入時期を延期する方針だ。奇美電子は年末までに第6世代ラインの生産能力を月8万枚まで引き上げる予定だったが、1万枚分の生産設備導入を先送りする意向とされる。群創光電は2009年末に月9万枚の生産能力を見込んでいたが、当面は月6万枚体制で対応する。