ニュース 運輸 作成日:2020年6月10日_記事番号:T00090446
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下のばら積み海運大手、裕民航運の徐旭東(ダグラス・シュー)董事長は9日、新型コロナウイルス感染拡大と米中貿易戦争の影響により、世界のサプライチェーンと物流に変化が起きる見通しだが、鉱石、石炭、穀物など産地が変わらない原材料を輸送するばら積み海運業への影響は小さいと予想した。10日付工商時報が報じた。
徐董事長(右)は、複数の国・地域が医療関連の重要物資の輸出を停止したことも、サプライチェーン移転を検討する要因となっていると指摘した(9日=中央社)
徐董事長は、新型コロナウイルス感染拡大により多くの国が中国からの供給に依存し過ぎていることに気付き、医療、ハイテク製品などのサプライチェーンを、自国内や近隣の友好国に移転することを考え始めていると指摘した。
徐董事長はまた、ばら積み海運市場の今後の見通しについて、慎重ながらも楽観視していると明らかにした。主な理由として、中国が国民の所得向上に力を入れていることを挙げ、中産階級の購買力上昇が期待できると述べた。
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