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佐川急便の台湾合弁事業、持ち株3割譲渡で連携強化


ニュース 運輸 作成日:2020年6月10日_記事番号:T00090449

佐川急便の台湾合弁事業、持ち株3割譲渡で連携強化

 佐川急便など物流事業を手掛けるSGホールディングスは10日、台湾の新竹物流(HCTロジスティクス)との合弁事業、台湾佐川急便国際(佐川エクスプレスインターナショナル台湾)について、保有株式のうち30%をHCTに譲渡し、9日から「新瑞佐川急便」として新体制での運営を開始したと発表した。SGホールディングスは、経営面での連携が強化され、▽車両▽倉庫▽営業要員──などリソースの共有により実務面でも協働すると説明した。

 SGホールディングスによると、近年、日台間の貿易が順調に推移していること、越境電子商取引(EC)の需要が高まっていることを受け、連携強化のため体制変更を決定した。HCTの物流網と顧客ネットワーク、SGホールディングスグループのネットワークを相互で活用し、台湾発日本着、日本発台湾着双方の窓口を一本化することで、輸出入からラストワンマイル(最後の1マイル)までの一貫した物流ソリューションを提供していく。同社は、日本企業の台湾進出に当たって、HCTのネットワークを活用したサプライチェーン構築サポートが可能と説明した。

 新瑞佐川急便の総経理には、HCTの李正義運営長が就任した。新瑞佐川急便は、台湾佐川急便国際として2005年に設立、資本金は5,000万台湾元(約1億8,000万円)。