ニュース 電子 作成日:2020年6月11日_記事番号:T00090467
電源装置大手、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)の海英俊董事長は10日、世界情勢の変化に対応するため、タイとインドへの投資を拡大し、生産拠点の分散を図ると表明した。11日付蘋果日報が報じた。
デルタは昨年の米中貿易戦争が発生してから生産体制の分散を進めてきた。海董事長によると、同社の生産能力は中国が約7割、タイが2割余りを占める。インドでは3月末~4月初めに新工場の完成を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大により工事が一時停止。既に再開し、完工を急いでいる。新工場は主にインド国内向けに人工知能(AI)自動化設備、通信用電源、無停電電源装置(UPS)を生産する計画だ。
海董事長はこのほか、各国・地域で感染拡大防止のための封鎖措置が解除されてきているが、感染拡大が再発するかどうかは不明で、米中貿易戦争の深刻化といった不確実性要素も多いため、下半期の見通しは予想が困難だが、現時点では第2四半期より良くなりそうだとの見方を示した。
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