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芸術・文化特化の振興券、7月22日より配布


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年6月12日_記事番号:T00090491

芸術・文化特化の振興券、7月22日より配布

 行政院は11日、新型コロナウイルス感染症流行で打撃を受けた芸術・文化産業を支援するため、映画館や書店などで600台湾元(約2,200円)分の消費が可能な「芸FUN券」(100元券6枚)を200万組限定で電子チケット方式で配布することを決定した。専用アプリを通じ、7月22日より配布する予定で、1人に付き1回のみ受け取ることができる。台湾籍保有者の他、居留証を保有する外国人配偶者が対象だ。12日付工商時報が報じた。

/date/2020/06/12/11yifunquan_2.jpg陳文創発展司長。芸FUN券は▽芸術・文化展示施設▽書店▽映画館──などで使用できる(11日=中央社)

 文化部の李永得部長は、振興券「三倍券」が7月15日から利用開始となるものの、芸術・文化関連の消費は通常1割に満たないため、恩恵にあずかれないとの芸術文化界の声を受け、芸FUN券の配布を決めたと説明した。予算は12億元。高齢者や子供などのスマートフォンが使えない層が排除されるとの意見に対し李部長は、第2弾としてコンビニエンスストアで印刷して受け取る方式を検討していると語った。

 文化部の陳悦宜文創発展司長は、芸FUN券発行による経済効果を50億元以上と見込んでおり、三倍券が芸術・文化関連の消費にも使用されれば、経済効果250億~300億元が期待できると説明した。