ニュース 政治 作成日:2020年6月12日_記事番号:T00090500
中央選挙委員会(中選会)は12日午後、6日の住民投票で賛成票の圧倒的多数でリコール(解職請求)が成立した韓国瑜高雄市長(国民党)の失職を正式に公告し、市長選挙を8月15日に実施すると発表した。行政院は、新しい市長が選出されるまでの市長代理として、同市参事の楊明州氏(63、無所属)を派遣した。中央社電などが伝えた。
市政府の鳳山行政中心で開かれた音楽会に出席した韓氏(中)。現場には多数の支持者が訪れ、涙ぐむ場面もあった(11日=中央社)
楊氏は、1984年に高雄市政府に入庁。36年間で9人の市長(代理を含む)に仕えており、陳菊元市長(民進党)の下で副市長に昇格、韓氏の市長就任後は秘書長を務め、昨年9月には参事に就任していた。経験豊富な上、政党色がないことから、国民党、民進党双方が受け入れ可能な人選とされる。
楊市長代理。楊氏は11日、公務員であるからには上官の決定に従うと述べた(11日=中央社)
韓氏が任命した▽葉匡時氏▽陳雄文氏▽李四川氏──の3人の副市長、局長、処長は退任する。韓氏は4年間高雄市長選挙に立候補できない。
韓氏は最後の登庁日となった11日、現時点で招聘(しょうへい)や役職はいかなる形でも受けず、活動を組織したり参加したりすることもないと述べ、政治活動からいったん距離を置く考えを表明した。
民進党は17日に開く中央常務委員会(中常会)で行政院副院長の陳其邁氏を市長選の候補者に指名する見通しで、陳氏はこれを前に行政院副院長を辞任するとみられている。
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