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ライトン、Q3景気を慎重視


ニュース 電子 作成日:2020年6月16日_記事番号:T00090535

ライトン、Q3景気を慎重視

 光学関連製品大手の光宝科技(ライトン・テクノロジー)の陳広中執行長は15日、中国や米国で新型コロナウイルス感染症の流行第2波が発生する可能性があり、第3四半期は例年の需要期の水準に及ばない可能性があると慎重な見方を示した。感染症流行による米国での失業者増加で、感謝祭(11月の第4木曜日)セールやクリスマス商戦も振るわない恐れがある。16日付工商時報などが報じた。

 陳執行長は、第2四半期はテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)やオンライン授業の広がりによりノートパソコンやクラウドコンピューティング向け需要が高まっており、6月の業績は従来予測を上回っていると指摘した。下半期は工場の稼働停止の影響を受けた上半期を上回り、▽データセンター▽サーバー▽第5世代移動通信(5G)▽AIoT(人工知能+モノのインターネット)──向け需要は堅調なものの、第2四半期ほど強い成長は見込めないと予測した。

 同社は、新型コロナウイルス感染症流行第2波への懸念高まりや米中貿易戦争の継続を受け、引き続き生産能力分散を図ると説明した。同社は中国以外に▽台湾▽タイ▽ベトナム▽インド▽メキシコ▽ブラジル──の6カ国・地域に拠点があり、中国以外の生産能力は、現在の15~20%から年末には20%に達する見込みだ。