ニュース 電子 作成日:2020年6月16日_記事番号:T00090536
ネットワーク機器大手、友訊科技(D-リンク)は15日、定時株主総会を開き、一連の経営権争奪戦で優位に立っていた大株主の台湾鋼鉄集団(台湾スチールグループ、TSG)が役員改選で董事会の過半数を占め、経営権を実質的に掌握した。16日付経済日報などが伝えた。
謝TSG会長(右2)は、これからは皆でD-リンクを台湾の光にしようと呼び掛けた(15日=中央社)
TSGはD-リンクが17%を出資するネットワーク機器受託生産業者、友勁科技(カメオ・コミュニケーションズ)の経営権も掌握した。
D-リンクは過去5年のうち4年が赤字と経営が低迷している。TSGの謝裕民会長は「まずは利益を出し、株主に配当を行うべきだ」と強調した。
董事長には胡雪前董事長との対立で先ごろ副董事長を解任されたばかりの李中旺氏が選出された。李氏は2011年まで董事長にあった人物で返り咲きを果たした格好だ。
謝会長は台北市内湖区のD-リンク本社を訪れ、従業員に金一封を配り、新経営陣に対する支持を呼び掛けた。
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