ニュース 医薬 作成日:2020年6月16日_記事番号:T00090544
製薬の中天集団(マイクロバイオ・グループ)と傘下のバイオ新薬開発会社、合一生技(ワンネス・バイオテック)は15日、ワンネスの糖尿病足病性潰瘍(DFU)新薬「ON101」の第3相臨床試験第2フェーズの分析を行った結果、非盲検試験に成功を収め、近く台湾、米国、中国、欧州で医薬品認可を申請すると発表した。16日付経済日報が伝えた。
路総裁は、21年には台湾、米国、中国で発売できる見通しだと述べた(15日=中央社)
ON101の第3相臨床試験は台湾、中国、米国で計236人を対象に行われ、副作用は認められず、ON101を使用したグループでは被験者の62.2%で潰瘍が治癒し、既存の治療法を用いた対照群の被験者による治癒率(34.7%)に比べ、明らかに効果が認められた。
台湾の製薬会社が市場規模10億米ドル以上の新薬を独自開発し、非盲検試験まで成功したケースは初めてだ。市場調査会社の予測では、2023年時点で市場規模が100億米ドルを超えるとの見方もある。
中天集団の路孔明総裁は「非盲検試験の点数を付けるとすれば99点だ。現状では10年以内にライバルはいないと思う。認可権限は監督機関にあるが、補完書類を求められていないことは良いニュースだ」と話した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722