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ケンダの自転車タイヤ、今年4割成長へ


ニュース その他製造 作成日:2020年6月17日_記事番号:T00090565

ケンダの自転車タイヤ、今年4割成長へ

 タイヤ大手、建大工業(ケンダ・ラバー、KENDA)の楊啓仁董事長は16日の株主総会で、新型コロナウイルスの影響で欧米市場への乗用車用タイヤの輸出が減少したが、感染状況が落ち着いた後、自転車用タイヤの受注が大幅に成長しており、生産能力が追い付いていないと説明した。今年の自転車用タイヤは前年比4割増と見込んでいる。17日付自由時報が報じた。

 ケンダのベトナム工場は、自転車用タイヤの受注増加を受けて、第3四半期の生産能力を1日5,500本から8,000本に、年末には1万5,000本まで引き上げる。インドネシア工場は、自転車用タイヤの生産能力が1日2万本で、6月は損益分岐点に達する見通しだ。

 同社の売上高は、これまで▽乗用車用タイヤ▽二輪車用タイヤ▽自転車用タイヤ──が各3割を占めていたが、昨年の連結売上高は▽乗用車用タイヤ、45%▽二輪車用タイヤ、22%▽自転車用タイヤ、22%▽農業車両用タイヤ、11%──となった。今年の自転車用タイヤの売上高構成比は5~10ポイント上昇する予測だ。