高雄市で16日、公共レンタサイクル「YouBike（ユーバイク、微笑単車）」の試験運用がスタートした。同市では、最新のユーバイク第２世代の設備と車両を導入。貸し出し・返却ステーションは180カ所あり、正式運用の始まる７月には250カ所に増える予定だ。17日付工商時報などが報じた。
一卡通での利用で、アップルのスマホ「iPhoneSE」などが抽選で当たるキャンペーンを９月末まで行っている（14日＝中央社）
９月末までは、最初の30分間は無料。10月からは市政府が５台湾元（約18円）を補助し、最初の30分間の料金は５元となる。会員登録が必要で、交通系ＩＣカードの一卡通（Ｉパスカード）、悠遊カード（イージーカード）のほか、スマートフォンアプリからのＱＲコードスキャンでもレンタルできる。会員登録は、ユーバイクが導入されている台北市、新北市など他の８県市と共通だ。
乗り継ぎ割引も
高雄市政府交通局は、一卡通での利用者に対して、▽高雄都市交通システム（ＭＲＴ）▽高雄環状軽軌（ライトレール、ＬＲＴ）▽路線バス▽渡船──とユーバイクの相互間の乗り換えと、台湾鉄路（台鉄）からユーバイクへの片方向の乗り換えで、５元を割り引くと説明した。
一方、従来あった高雄市の公共レンタサイクル「C－Bike（シティーバイク）」のステーションは、６月22日までに順次サービスを終了する。
