新北市政府交通局の鍾鳴時局長は17日の市議会で、現行の公共レンタサイクル「YouBike（ユーバイク）」に代わる新システムの試験運用を、淡水区および新店区～板橋区間の河川敷で近く開始すると表明した。新北市が新システムを採用し、台北市がユーバイクから第２世代のユーバイク2.0に全面アップグレードすれば、両市の間で公共レンタサイクルの車両の貸し出し、返却ができなくなる。18日付中国時報などが報じた。
鍾交通局長（前）は、ユーバイクのステーション設置には１基当たり150万元もかかると説明した（17日＝中央社）
新北市は来年８月にユーバイクの契約期限を迎える。鍾交通局長は、ユーバイクに新北市は予算９億台湾元（約33億円）を投じたのに使用期限は７年で、ユーバイク2.0と互換性がないと説明した。
新システムの試験運用地区ではそれぞれ自転車200台、貸し出し・返却エリア100カ所を導入する。全地球測位システム（ＧＰＳ）搭載の車両を採用し、貸し出し・返却エリアへの支柱ステーションの設置は不要。将来的にスマートフォンで貸し出し・返却手続きができるようにする。落札したシンガポール資本の運点科技（ムーブ・モビリティー）が運営する。
