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MW級電力貯蔵モデル施設、彰化師範大学で運用開始


ニュース 公益 作成日:2020年6月18日_記事番号:T00090598

MW級電力貯蔵モデル施設、彰化師範大学で運用開始

 洋上(オフショア)風力発電大手のデンマーク企業、エルステッドの出資により彰化師範大学宝山キャンパスに設置されたメガワット(MW)級の電力貯蔵モデル施設が17日、運用を開始した。エルステッドが8,000万台湾元(約2億9,000万円)を出資し、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)が設計から施工までの全てを担当した。企業の全額出資によるMW級の電力貯蔵モデル施設は台湾で初めて。18日付経済日報が報じた。

/date/2020/06/18/15delta_2.jpg郭艶光校長(左)はキャンパスでの電力貯蔵モデル施設設置について、デルタに感謝を示した(デルタリリースより)

 エルステッドは、同施設の完成によって送電網の効率・安定性向上に関する学術研究が進み、再生可能エネルギーによる電力供給の安定性向上に役立つ見通しで、2025年に再生可能エネルギーの電源構成比を20%にするという台湾政府の目標達成を支援できると説明した。

 デルタは、電力貯蔵施設を設置することで企業はピーク時電力使用量を減らすことが可能と説明。台湾では大口電力顧客に一定容量の再生エネルギー発電設備、電力貯蔵設備の設置を義務付ける「大口顧客条項」が25年に施行される予定で、需要が期待できるとした。