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ファイソン、ソニー孫会社に49%出資へ


ニュース 電子 作成日:2020年6月19日_記事番号:T00090607

ファイソン、ソニー孫会社に49%出資へ

 NAND型フラッシュメモリー用コントローラーIC設計大手の群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は18日、ソニーストレージメディアソリューションズ(SSMS)子会社のネクストレージ(東京都港区、本多克行社長)の株式の49%を取得する計画を発表した。潘健成董事長は、近年動画クリエーターが増えており、ハイエンドのストレージ製品の需要が高まっていると説明した。19日付工商時報などが報じた。

 計画によると、ネクストレージの出資比率はSSMSが51%、ファイソンが49%とし、SSMSは大多数株主としてネクストレージの経営に関与し、ファイソンは技術領域でネクストレージと協業を強化する。ネクストレージは、イメージング用メモリーカード、産業用メモリーカード、産業用のSSD(ソリッドステートドライブ)やeMMC(埋め込み型マルチメディアカード)などを扱っている。

 公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は17日、ファイソンによるネクストレージの株式取得についての意見募集を開始した。業界関係者によると、日本や米国では競争当局の審査を通過した。各国・地域の競争当局や経済部投資審議委員会(投審会)などの審査完了後、出資を行う。