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マクロニクス、Uターン投資85億元


ニュース 電子 作成日:2020年6月19日_記事番号:T00090608

マクロニクス、Uターン投資85億元

 半導体メモリー大手の旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)は18日、台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資促進プラン「歓迎台商回台投資行動方案」による85億台湾元(約310億円)の投資計画が、経済部主導の投資台湾事務所(インベスト台湾)に承認された。単一企業のUターン投資承認額として今年最大だ。19日付工商時報などが報じた。

 マクロニクスは新竹科学園区(竹科)の12インチ工場への設備投資を進めるほか、ビッグデータや人工知能(AI)分析導入による良品率の向上、3次元(3D)構造NAND型フラッシュメモリー(3D NAND)の192層積層技術に関する研究開発(R&D)を推進する。

 台湾残留投資支援プラン「根留台湾企業加速投資行動方案」では、光学デバイスメーカー、佳凌科技(カリン・テクノロジー)の8億元の投資計画が承認された。台中市潭子区の台中加工出口区(輸出加工区)の工場に、自動化生産ラインやハイエンド光学製品の製造設備を導入する。自動化や高精度金属加工技術の強化で、車載向けや投影技術分野などでの躍進を目指す。

 中小企業に対する投資支援プラン「中小企業加速投資行動方案」を合わせた三大投資プランの承認額は累計1兆387億元となった。承認企業数は累計537社で、8万6,620件の就業機会創出が見込まれる。