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中化裕民が胃薬販売中止、発がん性物質懸念で


ニュース 医薬 作成日:2020年6月19日_記事番号:T00090610

中化裕民が胃薬販売中止、発がん性物質懸念で

 一部の胃薬で有効成分として使用されている「ラニチジン」に発がん性物質の「N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)」が含まれている恐れがあるとして、中化裕民健康事業(CYH)は18日、「悦擬停膜衣錠150ミリグラム」の出荷分10回、720万錠の販売を中止した。今後、他のメーカーが販売する胃薬にも同様の動きが広がる可能性がある。19日付自由時報が伝えた。

/date/2020/06/19/09ranitidine_2.jpgTFDAによると、「悦擬停膜衣錠150ミリグラム」の購入には医師の処方箋が必要で、市販はされていない(18日=中央社)

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は昨年9月、ラニチジンに不純物としてNDMAが含まれているとの情報を受け、台湾で販売されている胃薬38種類の販売を中断し、問題がないことを確認した上で販売を再開するよう要求した。

 また、海外の最新研究ではラニチジンを長く保管するほど、NDMAの量が増大することが明らかになり、TFDAは今年5月、再び製薬各社に自主検査を求めていた。