ニュース 電子 作成日:2020年6月20日_記事番号:T00090634
ノートパソコン受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピューター)の林百里(バリー・ラム)董事長は19日、新型コロナウイルス感染症流行を受けた生活様式の変化でノートPCの重要性が見直されてきており、スマートフォンはハイテク業の中心でなくなるとの見方を示した。下半期の需要を懸念する見方に対しては、テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)、オンライン授業、エンターテインメント向けでのノートPCやタブレット端末需要の高まりで、受注見通しは第3四半期まで立っており、第4四半期や来年も楽観視していると説明した。20日付経済日報などが報じた。
スマート医療分野について林董事長(右)は、医療画像システムで認証を獲得した製品があり、来年から需要拡大が見込め、将来的には海外市場もターゲットにすると説明した(19日=中央社)
「巣ごもり商機」について林董事長は、ノートPCのほか、クラウドコンピューティング、スマートスピーカーの成長も期待できると指摘した。
クアンタは顧客の意向に応じ、中国以外での生産拡大を進めており、タイ工場が量産に入ったほか、台湾の新工場が今年から来年にかけて相次いで量産に入る。台湾第1工場の生産能力はフル稼働で、拡張工事が年内に完了する予定だ。第2工場は、少量生産を開始した。第3工場は、設計変更のため、完成が今年から来年上半期へとずれ込む。林董事長は、今後10年間は台湾でのハイエンド製造、研究開発(R&D)能力拡大を推進すると説明した。
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