ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ハイウィン、下半期楽観【図】


ニュース 機械 作成日:2020年6月20日_記事番号:T00090638

ハイウィン、下半期楽観【図】

 工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)の卓永財総裁は19日の株主総会で、新型コロナウイルスの影響で工作機械景気の回復は減速するものの、▽半導体▽医療▽第5世代移動通信(5G)のインフラ敷設──など向けの設備需要が強く、同社の下半期の業績は上半期を上回る可能性があると語った。20日付経済日報が報じた。

/date/2020/06/20/05hiwin_2.jpg卓永財総裁(左)と卓文恒董事長(中)。第2四半期に黒字転換するとの見通しを示した(19日=中央社)

 卓総裁は、台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資、製造業の生産地分散と自動化推進を好感している。米中貿易戦争でサプライチェーンの再編が進み、インドやベトナム、インドネシアなど東南アジアの製造業が成長しており、特に8月からベトナムが期待できると指摘した。

 卓総裁は、中国が新型コロナウイルス感染症の流行を抑制できれば、スマート製造の推進で、ハイエンド設備の需要が高まると予測した。米国の製造業の国内回帰も工作機械の需要を生むと指摘した。

 一方で卓総裁は、最近の台湾元高はホットマネー流入が原因で、台湾の競争力に影響するので、中央銀行(中銀)は速やかに対策を講じるべきだと述べた。

/date/2020/06/20/4hiwin_2.jpg