ニュース 金融 作成日:2020年6月20日_記事番号:T00090645
財政部と台新金融控股(台新金)が経営主導権を争う彰化商業銀行(CHB)は19日、定時株主総会で役員改選を行い、財政部が定数9人の董事のうち、一般董事5人を獲得し、引き続き経営権を維持した。残りは民間株主の台新金から4人が選ばれた。20日付工商時報が報じた。
株主総会開会前には財政部・台新金双方の支持者が主張をぶつけ合う場面も見られた(19日=中央社)
定数6人の一般董事には財政部から凌忠嫄、黄瑞沐、張建一(国家発展基金管理会)、蕭家旗(中華郵政)、李文雄の5氏、台新金から陳淮舟氏が選ばれた。また、定数3人の独立董事(社外取締役)には台新金が推薦する潘栄春、林重宏、孫致中の3氏が選ばれた。
続いて董事会が開催され、凌、黄、潘の3氏が常務董事に選出された後、凌氏が董事長に選ばれた。
台新金の林維俊総経理は、財政部の法人代表である凌、黄の2氏が常務董事に選出されたことは銀行法に違反しているとして、法的措置に出るかどうかを検討すると表明した。
これに対して財政部の阮清華次長は、常務董事会の構成員が自然人株主の代表でなければならないという規定がないことは金融監督管理委員会(金管会)に確認済みと反論した。
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