ニュース 電子 作成日:2020年6月22日_記事番号:T00090652
消息筋によると、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、5ナノメートル製造プロセスで、米クアルコムから最新のスマートフォン用システム・オン・チップ(SoC)「スナップドラゴン875」シリーズと第5世代移動通信(5G)対応モデムチップ「X60」を受注し、先週ウエハー投入を開始した。投入枚数は月6,000~1万枚で、9月にも出荷予定とされる。22日付経済日報が報じた。
クアルコムからの受注は近年、同業のサムスン電子と分け合う状況が続いていたが、5ナノプロセスでリードするTSMCが提携を拡大した形だ。TSMCは21日、個別の顧客からの受注状況、各製造プロセスの生産能力計画についてはコメントしないとした。
TSMCは、中国通信設備大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に対する米国の輸出規制強化により海思半導体(ハイシリコン)向けの5ナノプロセス生産能力に空きが出たとされ、クアルコムの他、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)からハイエンドのグラフィックスプロセッサー(GPU)を受注したと観測されている。
TSMCは、南部科学園区(南科)Fab18の月産能力を約6万枚へと、前月から1割以上拡大したようだ。
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