産業用コンピューター（ＩＰＣ）大手、凌華科技（ＡＤリンク・テクノロジー）は鴻海精密工業と合弁で、自律走行型ロボットの新会社を７月に設立する予定だ。劉鈞ＡＤリンク董事長は22日、新会社は短期的には無人搬送車（ＡＧＶ）からの買い替え需要が期待でき、３年以内に成果を出せるとの見通しを示した。23日付経済日報が報じた。
劉董事長は、新型コロナウイルス感染拡大により、自律走行型ロボットは病院での感染リスクの高い物品の運搬にも使用される可能性が高まったと指摘。将来的に新会社を世界最高の自律走行型ロボット会社にすると表明した。
ＡＤリンクは同日、自動運転技術開発の日本企業、ティアフォー、台湾の工業技術研究院（工研院、ＩＴＲＩ）と共同で、オープンソースの自動運転ソフトウエア「Autoware」を基に、スマート運輸、交通管理システムを開発するアライアンスを設立すると発表した。自動運転車など向けの需要を取り込む。
