ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年6月23日_記事番号:T00090680
鉄鋼最大手、中国鋼鉄(CSC)が22日発表した5月の税引き前損失は、前月比8.5%増の5億3,400万台湾元(約19億3,000万円)で、7カ月連続の赤字だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響による輸出量急減や、域内価格の引き下げが要因だ。23日付工商時報が報じた。
CSCと傘下の中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)と中鴻鋼鉄を合わせた5月の出荷量は、約114万トンと前月比17万5,000トン減少した。1トン当たりの平均価格が前年同期を1,500~1,800元下回ったことも、赤字幅が拡大につながった。
CSCの5月連結売上高は232億5,700万元で、前月比8.6%減、前年同月比28.1%減だった。営業損失は3億6,700万元で前月比79%増だった。
1~5月の税引き前損失は35億9,400万元に上った。
証券会社は、新型コロナウイルス感染状況の落ち着き、海外での都市などの封鎖措置解除に加え、CSCが7、8月の域内向けオファー価格を引き上げたことから、同社の業績は6月が谷底となり、9月には黒字に転じることもあるとした。
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