ニュース 電子 作成日:2020年6月24日_記事番号:T00090707
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)がファウンドリーとパッケージング・テスティング(封止・検査)に対する下半期の発注を大幅に拡大しているようだ。台湾の封止・検査メーカーによると、第3四半期のスマートフォン用チップ発注量は前期比30%以上増えているという。24日付電子時報が報じた。
米国からの輸出規制強化により中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)傘下のIC設計大手、海思半導体(ハイシリコン)が、台湾積体電路製造(TSMC)に自社設計チップの生産を委託できなくなり、他の中国企業もサプライチェーンから米国のメーカーを除外する「米国外し」を進めていることで、メディアテックの受注が増えているようだ。
メディアテックは、ファーウェイが自社設計する▽スマホ▽タブレット端末▽ネットワーク通信▽モノのインターネット(IoT)▽サーバー▽テレビ▽セットトップボックス(STB)──など向けチップを手掛けているため、ファーウェイからの切り替え受注で米国のIC設計会社より有利とされる。
メディアテックは第4世代移動通信(4G)、5G対応チップ出荷量の大幅拡大と市場シェア向上が見込まれている。
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