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中華航空の減給、7月末で終了


ニュース 運輸 作成日:2020年6月24日_記事番号:T00090718

中華航空の減給、7月末で終了

 航空最大手、中華航空(チャイナエアライン)の謝世謙董事長は23日の株主総会で、現在実施している従業員の減給と労働時間削減の措置を7月末で終了することを明らかにし、人員削減は検討していないと強調した。謝董事長は、貨物機18機に支えられていると指摘した。24日付工商時報が報じた。

 貨物部門の5月売上高は91億3,600万台湾元(約330億円)と、前月の73億9,500万元から23.5%増加した。

 一方、旅客部門の4、5月売上高は月間4億~5億元で、従来の80億~90億元の水準から大幅に落ち込んでいる。新型コロナウイルスの影響を受け、現在旅客輸送を行っている便は月間約200便にすぎず、従来の1日当たり200便の3~4%にとどまっているためだ。

 今後について謝董事長は、6月は航空貨物市場で運賃が値下がりしているものの、引き続き貨物部門が同社を支えるとの見通しを示した。一方、旅客部門については、第4四半期に至っても一般旅行客の利用が回復するかどうか分からないとの見方を示した。