ニュース その他製造 作成日:2020年6月24日_記事番号:T00090720
経済部統計処が23日発表した5月の工業生産指数は110.18ポイントで前年同月比1.51%上昇、うち製造業生産指数は110.44ポイントで1.68%上昇した。いずれも4カ月連続のプラス成長で、同月で過去2番目の高水準だった。テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)・オンライン授業商機や半導体の先進製造プロセスの需要が続いたことによる情報電子業の成長が貢献した。24日付工商時報などが報じた。
製造業生産指数のうち、電子部品業は前年同月比22.15%上昇の129.81ポイントと単月として過去3番目に高く、6カ月連続の2桁成長だった。このうち半導体業は36.01%上昇の145.94ポイントで、単月として過去2番目に高かった。テレワークの他、第5世代移動通信(5G)や高性能計算(HPC)などの応用拡大が続き、ファウンドリーやDRAMの生産量を押し上げた。液晶パネルと部品業は106.77ポイントで6.15%上昇した。ノートパソコンやタブレット端末の強い需要で、情報技術(IT)製品向けパネルの生産が増加した。
コンピューター・電子製品・光学製品業は163.49ポイントで前年同月比9.8%上昇した。テレワーク商機で▽サーバー▽ネットワーク設備▽ノートPC▽PC関連部品──の生産が増えた。
従来型産業、下落続く
一方、主要産業のうち従来型産業は、新型コロナウイルス感染拡大による需要低迷や原料の国際価格下落で前月に続き軒並み下落した。▽紡織業、61.65ポイント(前年同月比35.38%下落)▽自動車と部品業、73.15ポイント(29.52%下落)▽石油・石炭製品業、80.64ポイント(28.17%下落)▽金属製品業、81.5ポイント(18.44%下落)▽機械設備業、94.49ポイント(15.37%下落)──は10%以上下落した。
統計処は6月の製造業生産指数について、前年同月比2~6%上昇すると予測した。第2四半期は前期比2~4%上昇、上半期では6~7%上昇になると予測した。また電子産業は今年1年通してプラス成長が続くとの見通しを示した。
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