ニュース 政治 作成日:2020年6月29日_記事番号:T00090745
監察院長に陳菊・前総統府秘書長が指名されたことを不満とする野党・国民党の立法委員らが28日午後、立法院の議場を占拠した。29日午前の与党・民進党の立法委員との1時間近い小競り合いを経て、国民党の立法委員は議長席から排除され、約20時間に及んだ占拠は終了した。立法院の全員協議会は混乱の中、6月29日~7月22日に立法院臨時会を開き、監察委員人事を含む人事同意案の審議を行う議事日程を可決した。中央社電などが伝えた。
国民党の立法委員が議長席を占拠、立法院の周辺では国民党支持者が支持を訴えた。同党からの政権交代につながった2014年のヒマワリ学生運動での立法院占拠を彷彿(ほうふつ)とさせた(29日=中央社)
国民党の立法委員ら二十数人は、監察委員の人事同意案の審議を控え、28日午後4時ごろ私服姿で議場内に突入し、出入り口を椅子で封鎖した上で、議長席付近にペンキで監察委員の褒賞人事には同意しない趣旨の文字を書き込んで抗議した。
国民党の江啓臣主席は、陳氏の監察院長指名を含む監察委員人事案を「褒賞リスト」と断じ、論議が始まった監察院、考試院の改革に向けた改憲論議も、今回の監察院人事を覆い隠すための隠れみのだと批判した。
一方、総統府は国民党が「反対のための反対」をしていると指摘。陳氏本人も「強権的圧迫に対し、恐れたり退いたりしたことはない。今回の悪意あるネガティブキャンペーンや攻撃で退くことはない」と強調した。
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