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台湾製タイヤ、米が反ダンピング調査


ニュース その他製造 作成日:2020年6月29日_記事番号:T00090749

台湾製タイヤ、米が反ダンピング調査

 米商務省は23日、台湾、韓国、タイ、ベトナムから輸入する乗用車・ライトトラック用タイヤ(PVLTタイヤ)に対する反ダンピング(不当廉売)調査を開始したと発表した。25日付経済日報が報じた。

 商務省は、4カ国・地域のダンピング・マージンは▽台湾、20.57~116.14%▽韓国、42.95~195.2%▽タイ、106.36~217.5%▽ベトナム、5.48~22.3%──としている。

 台湾のタイヤメーカーのうち、正新橡膠工業(CST)、建大工業(ケンダ・ラバー、KENDA)などへの影響は軽微となる見通しだ。証券会社は、CSTが米国に輸出しているのは全地形対応車(ATV)用タイヤが中心と指摘。また、CSTとケンダは仮にダンピング認定を受けても、税率の低いベトナム、あるいはインドネシア、インドの工場への生産移転が可能と説明した。

 一方、南港輪胎(ナンカン・ラバー・タイヤ)、泰豊輪胎(フェデラル)は主に乗用車用タイヤを生産しており、生産拠点も台湾に集中しているため、深刻な影響を受ける恐れがある。