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威達有線電視のIP−STB、友訊と明泰に発注か


ニュース 電子 作成日:2008年7月24日_記事番号:T00009075

威達有線電視のIP−STB、友訊と明泰に発注か

 
 デジタルテレビでの展開を積極的に進める威達有線電視(ベスター・ケーブルテレビ・システム)は、ハイビジョン対応のIPセットトップボックス(IP-STB)20万台、総額6億元(約21億円)を友訊科技(D-リンク)と明泰科技(アルファ・ネットワークス)に発注したもようだ。明泰が受託生産を担当し、友訊の「D-リンク」ブランドで10月出荷となる見通しだ。この観測に対し友訊、明泰ともに「コメントできない」としている。24日付経済日報が報じた。

 威達では来年100万台の調達を計画しているとみられ、同社経営管理中心の許夢熊副総経理は、デジタルテレビユーザー1世帯当たりのIP-STB需要は2.2台で、今回の調達で乗り換えユーザーの需要に対応するとしている。

 許副総経理はまた、Flash対応や総合的なデジタルホーム機能などを追加した第2世代IP-STB規格の検討を進めており、10月に規格を決定、来年サプライヤーを決めると明かした。調達量は約30万台となる見通しだ。

 威達は現在台中地区を主としてケーブルテレビ、ブロードバンドともに約4万世帯のユーザーを抱える。現在同社ではデジタルテレビ放送推進のため、積極的に光ケーブルの敷設を進めており、台中地区での建物までの光ケーブル敷設距離は4,000キロメートル、台中市の人口に対する敷設率は90%、台中県では同40%に達している。