ニュース 運輸 作成日:2020年6月29日_記事番号:T00090756
長栄海運(エバーグリーン・マリン)の張正鏞董事長は24日に開かれた株主総会で、中国で新型コロナウイルス感染症流行が減速する中、同国向け貨物輸送量は6月に入り前年同期の水準を回復していると明らかにした。さらに米国航路における運賃の20~50%上昇や、国際原油価格の下落によるコスト削減といった要因を加味すれば、第3四半期の黒字維持に問題はないとの見通しを示した。25日付工商時報が報じた。
張董事長は、新型コロナウイルスによる影響が最も深刻な時期に各航路で貨物輸送量が10~20%減少したことを受け、第1四半期の連結売上高が434億7,500万台湾元(約1,580億円)と前年同期比4.86%減少、1株当たり0.09元の損失を計上したと説明した。
その後、各国・地域で国境封鎖や都市封鎖が解除され、それまで先送りされていた貨物輸送が再開され、需要が高まってきていると指摘した。
経営争い、張国華氏が勝利
長栄海運は同日、役員改選を実施し、創業者の故・張栄発氏の次男、張国明氏は董事に選出されなかった。また三男の張国政氏も今年、長栄集団(エバーグリーン・グループ)傘下主要4社の董事会から退出しており、同グループにおける兄弟間の経営争いは長男の張国華氏が勝利した格好だ。
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