ニュース その他分野 作成日:2020年6月29日_記事番号:T00090758
台湾経済研究院(台経院、TIER)が24日発表した景気動向調査によると、5月の製造業の営業気候観測指数は85.73ポイントで、前月比4.22ポイント上昇し、5カ月ぶりに上昇に転じた。25日付工商時報が報じた。
台経院景気預測中心の邱達生副主任は、欧米での新型コロナウイルス防疫措置の解除により、それまで先延ばしされていた台湾製造業の輸出受注が増加したと指摘。景気は第2四半期が底で、第3四半期からは回復に向かうとの見方を示した。
製造業のアンケート調査では、5月の景気が良いと回答した企業は22.5%で前月比1.8ポイント上昇し、悪いと回答した企業は37.9%で15.2ポイント下落した。うち▽金属製品業▽紡織業▽製紙業▽化学工業──では半数以上が悪いと回答した。
今後半年間の景気見通しが良いとの回答は38.1%で前月比15.1ポイント上昇し、悪いとの回答は22%で14.5ポイント下落した。このうちプラスチック・ゴム製品業と鋼鉄基本工業では半数以上、電子機械業と化学工業でも多くの企業が良いと回答した。
サービス業・建設業も上昇
サービス業の営業気候観測指数は89.68ポイントと前月比6.87ポイント上昇し、2カ月連続で上昇した。アンケート調査で、ホテル・飲食業と保険業は5月の景気が良いと回答した企業が多く、証券業は8割以上が悪いと回答した。
建設業の営業気候観測指数は94.26ポイントで、前月比9.99ポイント上昇した。5カ月ぶりに上昇に転じた。
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