ニュース 電子 作成日:2020年6月30日_記事番号:T00090765
中国メディアによると、電子機器受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)傘下の昌碩科技(上海)は、アップルのスマートフォン新機種「iPhone12」の試験生産を開始した。早ければ例年通り9月発売となるようだ。▽iPhone12▽iPhone12マックス▽iPhone12プロ──の3機種で、それぞれに第5世代移動通信(5G)対応版と4G対応版があるとされる。30日付経済日報などが報じた。
一方、Tモバイルオランダのウェブサイトによると、iPhone12プロマックスを加えた4機種となるようだ。サプライチェーンからの情報ではこれまで、同機種は3サイズ4機種で、4G対応版の価格は5G対応版を100米ドル下回ると伝えられていた。
アップル製品の動向分析で定評がある、天風国際証券(TFインターナショナル・セキュリティーズ)の郭明錤アナリストによると、iPhone12のエントリーモデルの価格は649米ドルからと、iPhone11シリーズを50米ドル下回るようだ。iPhone12プロは999米ドルから、iPhone12プロマックスは1,099米ドルとされる。搭載ROMは、128ギガバイト(GB)または256GBとなり、価格を抑えるため充電器は付属されないとみられている。
同機種は、鴻海精密工業も組み立てを担うとみられる。プロセッサー「A14」をファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)が5ナノメートル製造プロセスで受託生産するとされるほか、▽光学レンズの大立光電(ラーガン・プレシジョン)▽筐体(きょうたい)の可成科技(キャッチャー・テクノロジー)──などの台湾サプライヤーが、例年の需要期に入ることになる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722