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イノラックス車載パネル、コーニングのシステム採用


ニュース 電子 作成日:2020年7月1日_記事番号:T00090790

イノラックス車載パネル、コーニングのシステム採用

 液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は30日、ハイエンド車載用タッチパネル向けに、米コーニング傘下でレーザーシステムを手掛けるコーニングレーザーテクノロジー(CLT)の全自動大型ガラス切断用レーザー加工システムの採用を発表した。下半期中に搬入する予定だ。1日付工商時報が報じた。

/date/2020/07/01/01innolux_2.jpgナノ・パーフォレーション技術の採用は、イノラックスにとって近年の大型投資計画の一つだ(イノラックスのリリースより)

 台湾康寧顕示玻璃(コーニング・ディスプレイ・テクノロジーズ台湾)の曽崇凱総経理は、同装置は独自のナノ・パーフォレーション技術を採用しており、従来のレーザーカット技術に比べ、切断面の強度を30~50%向上できると説明した。

 イノラックスの楊柱祥総経理は、コーニングの最新技術によりガラス材の複雑で精密な切断加工が可能となると指摘した上で、イノラックスはハイエンド車載用タッチパネル市場でのリードを維持すると述べた。

 イノラックスは、車載用パネルの世界市場シェア5位以内で、▽ゼネラルモーターズ(GM)▽フォード・モーター▽BMW▽ポルシェ▽テスラ──などの欧米自動車メーカーに供給している。