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中華パルプ、食品用紙容器に注力


ニュース その他製造 作成日:2020年7月1日_記事番号:T00090797

中華パルプ、食品用紙容器に注力

 製紙大手の中華紙漿(中華パルプ、CHP)は、食品用紙容器ブランド「益利(イージー)」の紙ストローが▽台湾▽日本▽ベトナム▽シンガポール▽マレーシア──の高級レストランで使用されているほか、プラスチックラミネート材不使用の紙コップと紙製シーリングフィルムは▽台湾▽米国▽中国──などで特許出願中で、早ければ7月に台湾で発売する見通しだ。1日付工商時報が報じた。

 台湾では1年で持ち帰り飲料が12億杯、入れたてコーヒーが8億杯飲まれているとされる。

 同社は1~5月売上高の約50%を特殊紙が占めた。このうち食品用紙容器は約7~8%だったが、将来的に15~20%まで引き上げる。今後、ファストフードやベーカリーで使用する非フッ素の撥油紙バッグや型崩れしにくい紙バッグなどを発売する。食品用容器以外に、パルプを応用した布生地や建築材料も研究開発(R&D)中だ。

 陳瑞和副総経理は、新型コロナウイルスの影響で、長らくパルプ価格が500米ドルを下回っており、下半期も楽観できないが、景気の影響が小さい脱プラスチック製品に注力すると述べた。