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QSI総経理が辞任、米カルテル訴訟で引責か


ニュース 電子 作成日:2020年7月2日_記事番号:T00090814

QSI総経理が辞任、米カルテル訴訟で引責か

 広達電脳(クアンタ・コンピューター)傘下のストレージメーカー、広明光電(クアンタ・ストレージ、QSI)の何世池総経理が1日、同職を辞任した。先ごろHPと和解した光ディスクドライブの価格協定(カルテル)による反トラスト法(独占禁止法)違反を巡る訴訟で、損失が生じることに対し責任を取ったとみられている。2日付経済日報が報じた。

 QSIは同日開いた董事会で、蔡文弘クアンタ執行副総経理の董事長就任と、何総経理の続投を決議した。しかし、これを発表した直後に、何総経理の辞任を発表し、即日発効した。後任の総経理は今後、董事会で決定する。

 7年にわたるHPとの訴訟は、QSIが賠償金を支払う形で6月に和解が成立したばかり。賠償金額などは、QSIが8月に発表する業績報告書で明らかになるとみられている。

 QSIはロボット分野にも注力しているが、何氏は現在も、同社傘下で協働ロボット世界2位の達明機器人(テックマン・ロボット)の董事長を務めている。