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台湾とソマリランド、代表機関を相互設置


ニュース 政治 作成日:2020年7月2日_記事番号:T00090819

台湾とソマリランド、代表機関を相互設置

 外交部は1日、東アフリカのソマリア北部で同国から実質的な独立状態にあるソマリランド(国際的には未承認)との間で、代表機関を相互設置すると発表した。台湾の代表機関の名称は「台湾代表処」となる。「台湾」名義での代表処は他国で以前に開設されていたことがあるが、後に「台北」への名称変更を迫られており、「台湾」名義での新設は異例だ。2日付聯合報が伝えた。

/date/2020/07/02/17somaliland_2.jpg2月に訪台したマフムド外相(左)。台湾側はリンゴの輸入代替支援、妊婦と乳幼児の保健、公文書の電子化などで協力する(中央社)

 ソマリランドの代表機関の名称は、「ソマリランド代表処」となる。呉釗燮外交部長は、正式な国交樹立ではないので、「中華民国代表処」の名義は使わないと説明した。

 呉外交部長によると、双方は昨年末に接触を開始しており、2月の段階で既に台湾の当局者がソマリランド入りしている。また、ソマリランドのヤシン・ハジ・マハムド外相は今年2月に訪台し、双方の協力事業に関する議定書に調印していた。台湾代表処の設置手続きは進行中で、設置日は今後の交渉で詰める。

 蔡英文総統はツイッターを通じ、「台湾はソマリランドと共通の価値観に基づく関係を構築しようとしている。代表処の設置で互いに利益となる互恵的な協力を拡大したい」と表明した。