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ハイエンド製造拠点プラン、半導体30年生産額5兆元へ


ニュース 電子 作成日:2020年7月3日_記事番号:T00090837

ハイエンド製造拠点プラン、半導体30年生産額5兆元へ

 行政院は2日、台湾をアジアハイエンド製造センター、半導体先進製造プロセスセンターとするための補助プラン実施を決定した。半導体産業に今後10年間で1兆2,000億台湾元(約4兆4,000億円)の投資を呼び込み、2030年の同産業の生産額を5兆元へと、19年の2兆7,000億元から引き上げることを目標とする。3日付自由時報などが報じた。

 経済部の計画によると、アジアハイエンド製造センタープランでは、メーカーの人工知能(AI)、第5世代移動通信(5G)、スマート技術の導入などに対し、20~21年に59億元を補助する。半導体先進製造プロセスセンタープランでは、半導体材料・設備の研究開発(R&D)や人材育成の補助に17億元を補助する。

 蘇貞昌行政院長は、半導体材料・設備の川上~川下のサプライチェーン支援で、台湾の半導体産業集積を進めるとの考えを示した。経済部工業局の楊伯耕副局長によると、▽三菱ケミカル▽信越化学工業▽独メルク──は、台湾での半導体材料の研究開発センター設置に、今後3年で計90億元を投じる計画で、現地生産化に貢献する見通しだ。