ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国「東南衛視」記者2人、陸委会が追放


ニュース 政治 作成日:2020年7月3日_記事番号:T00090851

中国「東南衛視」記者2人、陸委会が追放

 大陸委員会(陸委会)は2日、中国の衛星テレビ局「東南衛視」の台湾駐在記者2人が規定に違反したとして、2人の記者証と入境許可証を取り消し、3日に台湾を出境するように命じたことを明らかにした。2人は3日正午に出境した。3日付聯合報が伝えた。

/date/2020/07/03/17china_2.jpg艾記者(前)は、出境命令は突然のことで、非常に遺憾だと語った(3日=中央社)

 陸委会の邱垂正副主任委員は「中国メディアの記者が台湾で許可目的とは異なる行動をしたり、違法行為に及んだりした場合、陸委会は監督官庁とともに法律に沿った必要な措置を取ることができる」としたが、具体的な処分理由は示さなかった。

 ただ、文化部によれば、中国メディアの記者の取材注意事項に関連し、東南衛視記者に期限付きで改善を求めていたという。

 東南衛視は中央電視台、海峡衛視と並び、台北にスタジオを設け、台湾問題や中台関係を扱う政治評論番組を放送している。東南衛視の番組「海峡新幹線」は司会者と台湾人の評論家2人が時事問題についてトークを行う内容だ。

 追放される形となった東南衛視の艾珂竹記者は「業務内容は長年行ってきたもので、届け出範囲を超えた業務は行っていない。規定違反の理由がどこにあるのかはっきりしない」と話した。