ニュース 社会 作成日:2020年7月3日_記事番号:T00090855
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は3日、南アフリカから帰台した50代男性1人(第449例)の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。
男性は仕事のため南アフリカに長期間滞在しており、家族に会うため帰台する前に実施した新型コロナウイルスの検査では陰性だった。しかし、検査結果を受け取った6月27日の午後には発熱、倦怠(けんたい)感、喉の違和感などの症状が出て、28日に現地の医療機関を受診し、風邪と診断された。30日には症状が改善し、ドバイ経由で7月1日に帰台した。入境時には無症状だったが、14日以内に症状があったことを申告して検査を受け、結果は陽性だった。台湾入境後は集中検疫所で隔離措置を受けていた。
接触者27人のうち、帰台便で前後2列に座った13人は14日間の外出制限「居家隔離」の措置を受けている。乗組員14人は適切な防護措置を取っており、「自主健康管理」(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入り自粛など)の措置を取っている。
台湾での感染確認者は累計449人となった。このうち、海外で感染したとみられる輸入症例が358人、台湾での域内感染が55人、海軍の敦睦遠航訓練支隊の集団感染が36人。これまでに7人が死亡した。
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