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国民党主席、「中華民国の国連復帰を」


ニュース 政治 作成日:2020年7月6日_記事番号:T00090875

国民党主席、「中華民国の国連復帰を」

 国民党の江啓臣主席は5日、澎湖県で支持者との座談会に出席し、中台関係について、「(中国政府が主張する)『一国二制度』を拒否し、中華民国を復活させる」と主張した。江主席は民進党が主張する「台湾にある中華民国」とは一線を画し、中華民国としての国連復帰を目指すべきだとした。6日付聯合報が伝えた。

/date/2020/07/06/17jiang_2.jpg国民党の江主席(中)は5日、澎湖県の観光業界と交流した(5日=中央社)

 国民党では総統選での惨敗を経て、江主席が就任後、4月に改革委員会が設置され、6月19日に改革草案が示された。ただ、草案は組織改革、青年発展、両岸(中台)関係、財務の健全性という四つの側面で論議を進める基礎となるもので、正式に固まったものではない。現在は党中央が各地の党員から意見聴取を進めている段階だ。

 江主席はまた、党内改革の目標として、今後は中央常務委員の任期を2期8年までとし、「万年委員」を排除していくことを掲げるなど、若返りを目指す考えを表明した。

 一方、馬英九前総統は5日、国民党革命実践研究院の研修修了式で、中台関係に触れ、「完全な1992年の共通認識(92共識)には一中各表(一つの中国、それぞれの解釈)が必要で、それぞれの解釈がなければ、一つの中国はなく、一中各表がなければ92共識もない」と主張した。