ニュース 運輸 作成日:2020年7月8日_記事番号:T00090915
桃園市政府は、市内に都市交通システム(MRT)などの6路線を整備する既存計画に続く、第2段階11路線の整備計画案を公表した。主に軽軌(ライトレール、LRT)方式での整備となる。桃園市は、人口が現在の225万8,000人から、2051年には300万人に達すると見込まれており、今後30年間にわたって段階的に12行政区にまたがる路線網の整備を進める方針だ。自由時報電子版が報じた。
点線が第2段階計画部分。台鉄地下化の楊梅駅までの延長も計画されている(桃園市政府リリースより)
LRT方式での整備を予定するのは▽桃園中壢平鎮線▽平鎮龍潭線▽桃園蘆竹竹囲線▽桃園航空城線▽大園観音線▽桃園青埔線▽棕線の延伸部▽中壢新屋線▽内壢宋屋楊梅線▽林口亀山線──の10路線。建設中の緑線を延伸する緑線大渓支線については、中量軌道輸送システムで整備する予定だ。
桃園市の鄭文燦市長は6日の説明会で、第2段階計画が完成すれば、駅から800メートル圏内の人口カバー率は70%(約210万人)へと、第1段階計画完成後の44%(約131万人)から上昇すると説明した。
第1段階計画では、3都心(桃園、中壢、空港特区)を6路線で結ぶ「三心六線」を計画している。17年には桃園機場捷運(桃園空港MRT)の大部分が開通、18年には桃園MRT緑線が着工した。この他、▽緑線の中壢区間▽棕線▽新北MRT三鶯線の延伸区間▽台湾鉄路(台鉄)縦貫線の地下化──を計画に含む。
鄭市長は、第1段階計画の完成後には、▽台北市▽新北市▽桃園市──の1時間生活圏が実現すると説明した。
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