ニュース 社会 作成日:2020年7月8日_記事番号:T00090920
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)で、海外旅行に出掛けられない状況が続く中、桃園国際空港は、飛行機に乗って台湾を一周し、領空の外にも出る「本物」の海外旅行気分が味わえるツアーを計画している。
本紙でも先月お伝えした通り、台北松山空港は7月上旬の3日間、入境手続きや飛行機への搭乗などが疑似体験できるイベントを開催した。当日は大勢でにぎわい、海外に出掛けたい気持ちが高まっている様子がうかがえた。
こうした中、桃園空港は国際線チャーター便方式で台湾の領空外まで飛行し、台湾周辺を一周する2~3時間のツアーを企画している。実際に台湾の外へ出るため、乗客は出発前に空港で出境手続きを行う。上空では機内食が提供され、旅を終えて飛行機を降りた後、免税店で買い物も可能だ。
実際に「海外」に出るとはいえ、他国・地域に入境したわけではないため、台湾入境者に求められる14日間の外出制限「居家検疫」の対象ともならない。
このツアーについて長栄航空(エバー航空)は、サンリオの人気キャラクター、ハローキティが機体にデザインされた「ハローキティジェット」を使用する計画を立てるなど前向きだ。一方、中華航空(チャイナエアライン)は、検討中とコメントした。
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の陳宗彦副指揮官は、ツアーの実現にはルート設定や安全検査など詳細を確認しなければならず、航空会社や交通部民用航空局(民航局)などを交えて協議していると語った。
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