ニュース 運輸 作成日:2020年7月9日_記事番号:T00090944
台北市と新北市で公共レンタサイクル「YouBike(ユーバイク)」の設備更新を巡る方針が食い違い、台北市がシステムを第2世代の「ユーバイク2.0」に全面更新すれば、両市の間で車両の貸し出し、返却ができなくなると懸念されている問題で、台北市は8日、新北市との境界付近を中心に旧システムの貸し出し・返却ステーションを当面は一定数維持する方針を示した。9日付聯合報が報じた。
両市は8日、調整会合を開き、台北市による「ユーバイク2.0」計画について話し合った。台北市政府交通局の陳学台局長は、市民の円滑な利用を確保するため、台北市内に旧システムの貸し出し・返却ステーションを来年末までは少なくとも400カ所維持し、22年も新北市との境界付近に120カ所を残した上で、柔軟な検討を進めると説明した。
会合に先立ち、侯友宜新北市長は、新北市が既に貸し出し・返却ステーションを623カ所整備している点を挙げ、旧システムの完全な廃止は費用の無駄であり、システムの更新は段階的に進めるべきだと主張していた。
陳局長によると、新北市から台北市への乗り入れ車両は1日当たり延べ2,400台、台北市から新北市への乗り入れ車両は2,600台と、全体の約3%を占めている。
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