ニュース その他分野 作成日:2020年7月13日_記事番号:T00090993
上場・店頭公開企業の6月売上高の合計は、前月比6.9%増、前年同月比5.7%増の2兆9,100億台湾元(約10兆5,700億円)で、年初来最高で、6月としては過去最高だった。新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着き、上半期に落ち込んだ各産業の業績が、下半期を前に徐々に回復している。11日付経済日報が報じた。
6月売上高の上位5社は▽鴻海精密工業、3,605億3,200万元▽台湾積体電路製造(TSMC)、1,208億7,800万元▽和碩聯合科技(ペガトロン)、1,098億5,700万元▽広達電脳(クアンタ・コンピューター)、934億7,100万元▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、816億9,800万元──の順だった。鴻海は前月比6.8%減、前年同月比9.1%減とともに減少したものの、TSMCが前月比28.8%増、前年同月比40.8%増と、6月の上場・店頭公開企業の売上高を押し上げた。
産業別で見ると、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、インターネット通信販売など電子商取引(EC)業の売上高が前年同月比35%増と、全産業の中で最も成長した。次いで、感染予防関連産業が27%増だった。一方、運輸業は感染拡大の影響から回復しておらず、前月比6割減以上、前年同月比2割減以上の大幅減だった。
上場・店頭公開企業の上半期売上高の合計は15兆7,600億元で、前年同期比3.3%減だった。鴻海が7.2%減の2兆500億元で、首位だった。
第3四半期について、日盛証券投資顧問の鍾国忠総経理は、▽第5世代移動通信(5G)▽サーバー▽IC設計▽ゲームソフトウエア▽EC▽医療器材・車用コネクター──の6産業の成長が期待できると予測した。
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