ニュース 電子 作成日:2020年7月14日_記事番号:T00090999
相補性金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサー(CIS)パッケージング・テスティング(封止・検査)大手の▽同欣電子工業▽京元電子(KYEC)▽精材科技(シンテック)──などが、成長の見込める車載用を強化している。オン・セミコンダクターなど米国のCMOSイメージセンサー大手からの受注で電気自動車(EV)大手、テスラのサプライチェーン入りを果たしたほか、スマートフォンなどモバイル端末向け最大手のソニーも車載用を強化していることから、今後数年の大幅成長が見込める。14日付電子時報が報じた。
このうち、受動部品大手の国巨(ヤゲオ)グループの同欣電子工業は、ソニーやオン・セミコンダクターと長年提携関係にあるCMOSイメージセンサーパッケージングの勝麗国際(キングパック・テクノロジー)の買収が完了した。スマホのカメラ搭載数増加と3次元(3D)センサー向けで需要が高まっていることに加え、高収益が見込める車載用を好感しており、ソニーの車載用でも譲らない構えだ。
業界関係者は、ミドルエンドのモバイル端末向けで、中国勢のオムニビジョン・テクノロジーズや格科微電子(ギャラクシーコア)などがシェアを拡大しており、技術的な障壁が高い車載用をソニーやオン・セミコンダクターが強化していると指摘した。市場調査会社によると、過去5年の車載用CMOSイメージセンサーの年平均成長率(CAGR)は30~40%に上る。スマホの販売不振にもかかわらず、第2四半期のCMOSイメージセンサー契約価格は下落しなかったとみられ、7四半期連続で安定している。
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