鴻海科技集団（フォックスコン）傘下の産業用モノのインターネット（ＩＩｏＴ）事業子会社、富士康工業互聯網（フォックスコン・インダストリアル・インターネット、ＦＩＩ）は14日、中国のインターネットサービス大手、騰訊控股（テンセント・ホールディングス）が提供するクラウドサービス「騰訊雲（テンセントクラウド）」との戦略提携を発表した。双方は今後、中国で第５世代移動通信（５Ｇ）関連のインフラ建設やデータセンターの設置、ＩＩｏＴ産業のエコシステム形成を共同で進め、クラウドネットワークおよびサーバー分野で商機獲得を目指す方針だ。15日付経済日報が報じた。
ＦＩＩの李軍旗董事長は同日、データセンターは新たなインフラ建設の分野において非常に重要な役割を担うと指摘。同社はテンセントクラウドと協力してハードウエアとソフトウエアの統合を進め、中小企業がアップグレードを実現するための全く新しい産業環境を提供していくと説明した。
