ニュース 電子 作成日:2020年7月16日_記事番号:T00091050
通信キャリア最大手の中華電信は15日、未来市(XRSPACE)が5月下旬に発表した第5世代移動通信(5G)対応バーチャルリアリティー(VR)一体型(スタンドアロン)ヘッドセット「MANOVA」の販売を、台湾全土のサービスショップと同社オンラインストアで開始した。月額1,399台湾元(約5,100円)の5G通信プラン契約(契約期間30カ月)で、MANOVAを1,990元で購入できる。16日付経済日報が報じた。
周氏(右2)と陳総経理(左2)。6月末に始まった中華電信の5G商用サービスの契約件数は既に数万件に達した(15日=中央社)
中華電信は、映像配信サービス「Hami Video」を通じた映画館の大型スクリーンのような鑑賞体験や、「Hami VR」を通じた▽韓国の音楽番組「THE SHOW」▽世界的サーカス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の360度パノラマによる公演▽バーチャルコンサート──などの映像コンテンツを配信する。中華電信行動通信分公司の陳明仕総経理は、ハードウエアが高価で、対応コンテンツも少ないVRの現状を打破したいと述べた。
MANOVAは、宏達国際電子(HTC)元執行長の周永明(ピーター・チョウ)氏設立のスタートアップ、未来市が開発した。発表当時の「MOVA」から名称が変更された。広達電脳(クアンタ・コンピューター)や華晶科技(アルテック)などのサプライヤーに恩恵が期待される。
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