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食品の個人輸入、1日6キロ以下に規制へ


ニュース 食品 作成日:2020年7月16日_記事番号:T00091053

食品の個人輸入、1日6キロ以下に規制へ

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は15日、一般食品の個人輸入量の上限規制を、1日1人当たり合計6キログラム以下かつ1,000米ドル相当以下に強化する規則改正案を予告した。▽携帯品としての持ち込み▽国際小包──なども対象となる。9月下旬にも施行される見通しで、違反者には最高300万台湾元(約1,080万円)の罰金を科す。16日付中国時報が報じた。

 現行規定では、国際小包について、税関申告書の1項目当たりの重量と価値を6キロ以下かつ1,000米ドル相当以下に規制している。個人使用目的と偽り輸入したものをTFDAへの申請なしにインターネット上で転売することは現行規定でも違法だが、大量に輸入し違法に販売する事例が後を絶たず、食の安全を脅かすと懸念されている。

 ネット販売業者によると、輸入商品販売業者のうち、日韓の輸入・代行輸入商品を取り扱う業者が約6割を占める。輸入商品全体の7割を、日韓の▽チョコレート類▽ビスケット類▽スナック菓子類──などが占める。

乳幼児向け食品、別枠計算へ

 一方、同規則改正後は、乳幼児向け食品の重量と価値が、一般食品と別枠での計算に変更される。1日当たり6キロ以下かつ1,000米ドル相当以下で、粉末製品は1年で1人1項目当たり30キロ以下、液体製品は1年で1人1項目当たり200キロ以下に制限される。