ニュース その他製造 作成日:2020年7月16日_記事番号:T00091054
セメント最大手の台湾水泥(台湾セメント、TCC)は15日、フェノールやケトンといった石化原料生産を手掛ける子会社、信昌化学工業(TPCC)の全流通株式を公開買い付け(TOB)により取得し、完全子会社化すると発表した。16日経済日報が報じた。
台湾セメントは、グループでTPCCの株式42.51%を保有している。20日までにTOBを開始し、13億6,000万台湾元(約50億円)を投じて残り57.49%の全流通株式7,589万株の取得を目指す。TOBのプレミアムは22.9%。
台湾セメントの黄健強副総経理は、中国の石化原料生産能力の大幅拡大で製品価格が下落した影響により、TPCCは2012年以降、18年を除いて赤字が続いており、昨年は米中貿易戦争の影響もあり20億1,300万元の赤字、今年第1四半期は新型コロナウイルスの影響で3億4,300万元の赤字だったと説明。完全子会社化によりグループのリソース統合、TPCCの体質改善を図ると表明した。
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