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光電製品のダーウィン、Uターン投資10億元


ニュース 電子 作成日:2020年7月17日_記事番号:T00091080

光電製品のダーウィン、Uターン投資10億元

 明基友達集団傘下で光電製品・部品などを手掛ける達運精密工業(ダーウィン・プレシジョンズ)は16日、台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資促進プラン「歓迎台商回台投資行動方案」による10億台湾元(約36億円)の投資計画が、経済部主導の投資台湾事務所(インベスト台湾)に承認された。17日付工商時報が報じた。

 ダーウィンは、台中市と新竹県の3工場区に自動化プロセスを導入し、生産規模拡大や柔軟性向上を図る。また高付加価値製品の研究開発(R&D)を行う。

 インベスト台湾によると、ダーウィンは米中貿易戦争や新型コロナウイルス感染症の流行によるリスクを分散するため、中国の受注の一部を台湾に移転し、台湾生産の比重を高めることを決定した。ダーウィンは、中国で▽車載用モニター▽液晶モジュール・バックライト▽曲面(フリーフォーム)ディスプレイ・テレビ▽導光板──などの平面モニター関連部品を生産している。主な顧客は、▽友達光電(AUO)▽サムスンディスプレイ(SDC)▽LGディスプレイ(LGD)▽ソニー──などだ。

 Uターン投資促進プランの承認額は累計7,773億元となった。承認企業数は累計193社で、就業機会6万4,163件の創出が見込まれる。